米国株JEPIの配当金で生活する方法

2023年11月17日金曜日

投資

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こんにちは、底辺投資家です。今回は、米国株の配当金で生活する方法についてお話ししたいと思います。米国株の配当金とは、米国の企業が株主に支払う利益の一部のことです。

配当金は、株価の上昇や下落に関係なく、定期的に受け取ることができる収入源となります。配当金で生活するというのは、配当金だけで生活費を賄うということです。

これは、働かなくてもお金が入ってくるという夢のような状態ですが、実現可能なのでしょうか?

しかし、それにはいくつかの条件があります。それでは、米国株の配当金で生活する方法を見ていきましょう。

配当金生活

まず、米国株の配当金で生活するには、配当金の総額が生活費を上回る必要があります。例えば、月に10万円の生活費がかかるとすると、年間で120万円の配当金が必要です。

これは、年間4%の配当利回りの米国株を3000万円分保有することに相当します。つまり、米国株の配当金で生活するには、かなりの資金が必要ということです。

もちろん、生活費を節約したり、配当利回りの高い銘柄を選んだりすれば、必要な資金は減らせますが、それでも数千万円以上の投資が必要になるでしょう。


次に、米国株の配当金で生活するには、配当金の安定性と成長性にも注意する必要があります。配当金は、企業の業績や経営方針によって変動する可能性があります。

特に、不況や危機などの時には、配当金が減額されたり、停止されたりすることもあります。これは、配当金で生活する人にとっては大きなリスクです。

そのため、配当金で生活するには、長期的に安定的に配当金を支払い続ける企業を選ぶことが重要です。

また、配当金だけでなく、株価の成長も見込める企業を選ぶことで、資産の増加や配当金の増加にもつながります。これらの企業を見つけるためには、配当歴や配当成長率などの指標を参考にすると良いでしょう。


最後に、米国株の配当金で生活するには、税金や為替の影響も考慮する必要があります。米国株の配当金は、日本の税金とは別に、米国の源泉徴収税という税金がかかります。

これは、配当金の10%を米国政府に納めるというものです。つまり、配当金の実質的な利回りは、10%減るということです。

また、米国株の配当金は、ドル建てで支払われます。これは、為替レートによって、受け取る金額が変わるということです。

例えば、ドルが円に対して高くなれば、配当金の金額も増えますが、逆に低くなれば、減ります。これは、配当金で生活する人にとっては不安定な要素です。

そのため、配当金で生活するには、税金や為替の影響を最小限に抑える方法を探ることが必要です。

JEPIの特徴

ここで、米国株の配当金で生活する方法の一つとして、JEPIという高配当ETFを紹介したいと思います。JEPIとは、J.P.モルガン・アセット・マネジメント社が運用する、高配当ETFの1つです。2020年5月21日に設定されたETFで、株式アクティブETFの中で、世界第1位(2023年4月30日時点)の運用残高を誇ります。配当利回り(税込 23/11/17時点)は9.2%で、非常に高い水準です。


JEPIの特徴は、コールオプションの販売と米国大型株への投資を組み合わせて収入を生み出し、オプションプレミアムと株式配当から月額の分配金を作り出すということです。

コールオプションとは、あらかじめ決められた価格で株式を買う権利のことで、この権利を売ることで、その価格に関係なく手数料を受け取ることができます。

しかし、株価が上昇した場合は、その差額を支払わなければならないリスクがあります。そのため、JEPIは、コールオプションの販売によるリスクを軽減するために、米国大型株を保有しています。米国大型株は、株価の上昇や下落に応じて配当金を増減させることが少なく、安定的な収入を期待できます。

また、株価の成長も見込めるため、資産の増加にも貢献します。JEPIは、このように、コールオプションの販売と米国大型株への投資の両方のメリットを享受することができるETFなのです。


JEPIのメリットは、高い配当利回りと低いボラティリティにあります。高い配当利回りは、配当金で生活する人にとっては魅力的な要素です。
 
低いボラティリティとは、株価の変動が小さいことを意味します。低いボラティリティは、株価の変動が小さいことを意味します。低いボラティリティは、配当金で生活する人にとっては安心感を与える要素です。
 
なぜなら、株価が急落したり、暴騰したりすると、配当金の受け取りが不安定になったり、売買のタイミングが難しくなったりするからです。
JEPIは、コールオプションの販売によって、株価の上昇に対するリターンを制限する代わりに、株価の下落に対するリスクを軽減することができます。これにより、株価の変動を抑えて、安定した収入を得ることができるのです。


JEPIのデメリットは、税金の負担と株価の上昇に対する機会損失にあります。税金の負担は、先ほど述べたように、米国の源泉徴収税がかかることです。株価の上昇に対する機会損失とは、コールオプションの販売によって、株価が上昇した場合に、その差額を支払わなければならないことです。これは、配当金だけでなく、株価の成長も期待する人にとっては不満です。JEPIは、高い配当利回りと低いボラティリティを得るために、株価の上昇に対するリターンを犠牲にしているのです。

JEPIを利用すれば2000万貯蓄で配当金生活も夢ではありません、ただしJEPIの配当金は大きく増減するので(2023年は前年比23%減)その点に留意が必要です


配当金の変動幅が結構あるのでメインではなくサテライトとしてJEPIを使うのがいいのでは

JEPIのメリットとデメリットを比較すると、どちらが優っているかは、個人の目的や好みによって異なるでしょう。しかし、JEPIは、米国株の配当金で生活する方法の一つとして、有力な選択肢であることは間違いありません。もし、あなたもJEPIに興味を持ったなら、ぜひ詳しく調べてみてください。



JEPIの配当


NISA IDECOの活用

さて、米国株の配当金で生活するには、税金や為替の影響を最小限に抑える方法を探ることが必要だと言いましたが、その方法の一つとして、NISAやiDeCoという制度を活用することができます。

NISAとは、少額投資非課税制度のことで、年間120万円までの投資に対して、20年間、配当金や売却益にかかる税金を非課税にすることができる制度です。

iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことで、毎月一定額を自分で選んだ投資商品に積み立てることで、老後の資金を作ることができる制度です。iDeCoのメリットは、積み立て額に対して、所得税や住民税が控除されることと、運用益にかかる税金が非課税になることです。ただし、iDeCoは、60歳になるまで解約できないという制約があります。


NISAやiDeCoを利用することで、米国株の配当金にかかる税金を大幅に節税することができます。


例えば、NISAでJEPIを購入した場合、配当金の15%の源泉徴収税はかかりますが、所得税の20.315%はかからないことになります。

また、iDeCoでJEPIを購入した場合、配当金の15%の源泉徴収税もかからず、所得税や住民税も控除されることになります。

これは、配当金で生活する人にとっては大きなメリットです。

もちろん、NISAやiDeCoには、投資できる金額や期間などの制限がありますので、詳しくは公式サイトなどで確認してください。

新NISAとは


  • 非課税保有期間の無期限化
  • 口座開設期間の恒久化
  • つみたて投資枠と、成長投資枠の併用が可能
  • 年間投資枠の拡大(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円、合計最大年間360万円まで投資が可能)
  • 非課税保有限度額は、全体で1,800万円。成長投資枠は、1,200万円。また、枠の再利用が可能。


以上、米国株の配当金で生活する方法についてお話ししました。


米国株の配当金で生活することは、夢ではありませんが、それにはいくつかの条件があります。

まずは、十分な資金を用意し、安定的で成長性のある企業を選び、税金や為替の影響を考慮することが大切です。

また、JEPIやNISAやiDeCoなどの制度を活用することで、配当金で生活する方法をより効率的に実現することができます。

もし、あなたも米国株の配当金で生活したいと思うなら

ぜひこのブログを参考にしてみてください。それでは、また次回の投資ブログでお会いしましょう。


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30代後半まで、フルタイム労働をほぼしたことない、怠け者

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